減算演算子 - [VB]

VB2012-2019

数値型

引き算をするためには、減算演算子 - を使います。変数には、Integer型やLong型などの数値型を指定する必要があります。

数値型については、加算演算子を参考にしてください。すべてのデータ型については、データ型の概要 (Visual Basic) を参考にしてください。

減算演算子を使ったサンプルプログラム

Integer型の変数に整数を代入して、減算演算子-を使ったサンプルプログラムを作成します。

変数を宣言したら、同時に初期値にゼロなどを代入しています。

減算演算子 - は、a - c - d のように、いくつも連続して書くことができます。

ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。

Module Module1

  Sub Main()
     ' 整数値変数の宣言と初期値代入
     Dim anser As Integer = 0

     ' 減算
     ' anserは 3
     anser = 5 - 2
     Console.WriteLine(anser)
     ' anserは -2
     anser = 0 - 2
     Console.WriteLine(anser)

     ' 整数値変数の宣言と代入
     Dim a As Integer = 3
     Dim b As Integer = 12

     ' anserは -9
     anser = a - b
     Console.WriteLine(anser)

     ' 負の整数を使った減算
     Dim c As Integer = -1
     Dim d As Integer = 4

     ' anserは 0
     anser = a - c - d
     Console.WriteLine(anser)
  End Sub

End Module

余計な変数を宣言しない

変数の使い方の応用として、一度演算に使った変数に、演算結果を代入する例を加算演算子でも紹介しましたが、減算演算子でもまったく同じように記述できます。

この方法を使うと、anser = i - 1 を、 i = i - 1

のようにプログラミングすることで、anser変数を宣言せずに済みます。

Module Module1

  Sub Main()
     ' 整数値変数の宣言と初期値代入
     Dim i As Integer = 10

     ' i変数から1を引いて、再度i変数に代入
     i = i - 1
     Console.WriteLine(i)    ' i は 9

     ' さらにi変数から1を引いて、再度i変数に代入
     i = i - 1
     Console.WriteLine(i)    ' i は 8
  End Sub

End Module
減算演算子

他の算術演算子と同様に、新たに変数を宣言する必要がなく、また便利なのでプログラムでは良くみかけます。新たな変数をひとつ宣言しないで済み、慣れれば便利です。

このような場面は数多くあるはずです。機会があったら積極的に使いましょう。